FX概論 その② ~分析方法~
前回に引き続きFXトレードの概論となる今回は、トレードにおける分析方法について見ていきましょう!
ファンダメンタルズとテクニカル
FXの分析方法には、大きく分けて、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析があります。(変わり種として、占星術、月の満ち欠け、超能力による分析をする人もいます。)
・ファンダメンタルズ分析
世界情勢、ニュース、経済指標、要人発言等のファンダメンタル要因を基に分析を行い、今後の値動きの推移を予測します。高度に専門的な知識、情報のコネクション等が必要とされます。主に長期間の投資に用いられます。一般的に株式投資やFX投資と聞くとこっちをイメージする方が多いんではないでしょうか。
・テクニカル分析
為替チャートを用いて、インディケーター(一定期間内における値動きを特定の計算式に当てはめて算出したものを視覚化するツール)やライン(チャートに引く線)を使って過去の値動きの推移等を基に分析し、今後の値動きを読んでいきます。このブログでは、主にこのテクニカル分析を扱います。
超短期~長期まで、様々な期間で使う人がいます。個人投資家はファンダメンタルズ分析よりもむしろテクニカル分析を重視するべきだと僕は考えています。
理由としては、個人投資家はプロの機関投資家達に比べて圧倒的に情報の量、質、スピードに置いて遅れをとっており、高度な専門知識も持っていないためです。
FXってなんか経済の勉強とかめっちゃしないといけないんじゃないの?
って思ってた方、安心して下さい。そういうのは経済学者や経済アナリストといった専門家達に任せておいて僕たち個人投資家はチャートを使ったテクニカル分析に心血を注ぎましょう!
テクニカル分析の種類
テクニカル分析のトレードスタイルは、大別するとすれば、システムトレードと、裁量トレードに分けることができるかと思います。
システムトレードとは
インディケーターが特定の条件に当てはまった場合など、特定の売買ルールやプログラムに基づいて取引するトレードスタイルです。
よくある情報商材や書籍で紹介されてる簡単ロジックや自動ツール(売買シグナル、移動平均線のゴールデンクロス、ボリンジャーバンドの±2σにタッチしたらエントリー等)はほとんどがこれで、裁量判断を必要としない(もしくは半裁量の)ため、素人でも取り組みやすいです(勝てるとは言っていない)。
自動売買は、裁量の余地がないという点では、ある意味でシステムトレードを突き詰めた形といえるかもしれません(良い意味でも悪い意味でも)。自動売買(EA)=システムトレードのことを指す場合もあります。
裁量トレードとは
自身の知識や経験等を基に相場状況を考え、判断し、行動するトレードスタイルです。裁量という通り、個々人の相場観や概念、定義がふんだんに含まれます。
とっつきにくいし(というよりまず何をすればいいのかわからない)ちゃんと勉強して検証して実力をつける必要があります。
一言でいえば実力重視のトレードスタイルです。
システムトレードと裁量トレードは明確に分けられるわけではなく、システム的な売買ルールでも裁量判断を含んだりもします。
面白いことに、裁量トレードを突き詰めていくとトレードスタイルやトレードルールが固まってある程度システマティックになっていき、システムトレードを突き詰めていくとコンピュータでは判断できない部分は人間の裁量判断が問われることがあります。強いて分けるならくらいのノリです。
今回はトレードにおける分析方法について見ていきました!次回は時間や期間の違いによるトレードスタイルなどについて学んでいきましょう!
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面倒くさくなって公務員を辞め、四苦八苦の末に専業トレーダーに転身!
ライン分析・プライスアクション主体のスイングトレードがメインです!
音楽(HR/HM、Jazz、ブルース)やギターも好き! 現役MENSA会員
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