水平線を使ったトレードのやり方 ~水平線 その③~
どうも!SAKUです!
前回の記事 (レジスタンスとサポートとは? ~水平線について その②~ )で水平線の引き方、性質やその役割について話してきましたが、今回はそれをどうトレードに活かしていくかについてフォーカスして見ていきましょう!
水平線でのエントリーや利食い、損切りについて学ぶことはライン分析の土台ともなってくるのでしっかりマスターしてくださいね!
目次
水平線を使ったトレード
水平線はただ引くだけでは意味がありません。
無意味に引きまくってもチャートが汚くなるだけです。
じゃあ何のために引くかというと、トレンド判断を始めとした環境認識、エントリー、損切り、利食いの判断のために引きます。
トレンド判断についてはダウ理論の記事で既に説明したので、ここではエントリー、損切りや利食いについて具体的にみていきましょう!
水平線を使った損切り
水平線は損切り、特に逆指値注文を用いた損切りに使うことが出来ます。
水平線を下回ったり上回ったりした場合に損切り、というように水平線を基準に損切り注文を置くことが出来ます。
例えば、直近高値・安値や押し安値・戻り高値に引いた水平線を抜けたら損切りというような感じです。
水平線を使った利食い
水平線を利食いの目安に使うこともできます。
一段上の水平線や押し安値・戻り高値の分岐点に利食いの指値注文を置いておくといった使い方もできますね。
また、第一利食い目標、第二利食い目標・・・というように利食い目標に到達する度に持ち玉を分割決済していくといった使い方も考えられます。
・水平線を使った利食い・損切りのイメージ
水平線を使ったセットアップ例
ここでは水平線を使ったセットアップ例を紹介していきます。
損切りについてはあくまで目安ですので、しっかりと資金管理の下、ご自身にあった形でしていただければと思います。
①レンジ上限or下限でのエントリー
レンジの上限下限に水平線が引けた場合、水平線が破られなかったことを確認してエントリーすることが出来ます。(水平線にタッチしたらエントリーではなく水平線に反応したのを確認してからの方がベター)
買い支え(サポート)または売り支え(レジスタンス)を狙ってレンジ内で推移することを狙ったエントリーですね。
この場合、思惑とは逆方向に水平線がブレイクされたら損切りしておくのが無難でしょう。
余談ですが、東京時間は値動きが落ち着いていて、相場が横ばいで推移することが多いため、そういった動きがあまりない時(ブレイクが起こらなさそうな時)にこの方法が有効かもしれませんね。その場合もしっかり損切りは決めておきましょうね!
②水平線ブレイクでのエントリー
水平線をブレイクした場合、ブレイクした方向に続伸していくことを想定してのエントリーをすることができます。
水平線をブレイクしたことによって水平線の外側にある損切り注文を巻き込んで続伸することを狙ったエントリーです。
この場合、損切りは再度水平線をブレイクし直してきた(水平線の内側に戻ってきた)時や、直近の高値もしくは安値に置いておくのが無難です。
③水平線をブレイク後のリターンムーブでのエントリー
水平線をブレイクした後、リターンムーブが発生する場合があります。
こういった所は買いと売りの攻防が逆転する場面ですので、エントリーにオススメです。
要するにレジサポ転換を狙ってのエントリーです。(ロールリバーサルエントリーとも言います。)
この場合も、損切りは再度水平線をブレイクし直してきた(水平線の内側に戻ってきた)時や、直近の高値もしくは安値に置いておくのが無難です。
まとめ!
最後にそれぞれのセットアップパターンをまとめた例を実際のチャートで見てみましょう!
利食い目標については、画面外部のチャート左側から引ける過去の値動きに基づいた水平線を使っています。
以上、水平線を使った利食い、損切り、基本的なセットアップ例を紹介しました!
これらはただエントリーパターンを覚えるだけじゃなく、何を狙ったエントリーなのか(ブレイクアウトなのかラインへの反発なのか等)、どういう売買意識の変遷に基づいたエントリーなのかをしっかり意識するようにしてください!
水平線はライン分析の基本中の基本であり、他の分析方法と組み合わせることでより効果を発揮する場合もあるので、ライン分析を使ってトレードする方以外も是非使い方を習得しておいてくださいね!
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面倒くさくなって公務員を辞め、四苦八苦の末に専業トレーダーに転身!
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