エントリータイミングを徹底解説!プライスアクションでのタイミングの考え方~プライスアクション その9~
どうも!SAKUです!
皆さんはエントリータイミングってどうやって決めていますか?
指値・逆指値注文であらかじめエントリー注文を入れている人もいると思いますが、なんとなくの感覚でやっている人も多いのではないでしょうか。
ローソク足のプライスアクションは、エントリータイミングを計るのにとても役に立ちます!
今回はトレードをする上で気になる方も多いであろう「エントリータイミング」についてプライスアクションを使って解説していきます!
アウトサイドバーでのエントリータイミング
まずはアウトサイドバーからの反発を例にエントリータイミングを考えてみましょう!
下の図のように買いのアウトサイドバーパターンが出現した場合、どのようなタイミングでのエントリーが考えられるでしょうか?
アウトサイドバーが確定した次の足ですぐに入ってもいいのですが、次の足がそのままずるずる下降していくことも大いに考えられます。
ではどうすればいいかということですが、一旦下がってきて再び上昇してきたタイミングで入ることでこのようなことをある程度防ぐことが出来ます。
具体的には次のような2通りのタイミングも考えられます。
①は、下ヒゲを付けた後に上昇して始値に差し掛かったか始値を上回るタイミングでのエントリーです。
つまりアウトサイドバーの次の足が陽線になるタイミングでのエントリーということですね。
この場合既に下ヒゲ分の下降をしてからそこから上昇してそのまま陽線が確定することを狙っているということですね。
ただし、このタイミングでのエントリーはアウトサイドバーの高値(上ヒゲ)部分がレジスタンスとして機能することも考えられるということに注意して下さい。
②は、アウトサイドバーの高値(上ヒゲ)に差し掛かったか高値を上回るタイミングでのエントリーです。
そのまま上手いこと上昇していった場合は①のエントリーより取れる値幅は減ってしまいますが、高値を超えるタイミングでのエントリーな分だけ①よりかは安全と言えるかもしれませんね。
また、図の赤矢印でのローソク足の値動きにも注目して下さい。
①のエントリータイミングではローソク足内の値動きは(この赤矢印のような値動きの場合は)まだ上昇トレンドにはなっていないですが、アウトサイドバーの高値を超えるタイミングというのは、ダウ理論的に言えば下降トレンドが終了して上昇トレンドに転換するタイミングでもあるわけです。
ただ、どちらのタイミングでも言えることですが、結果的にエントリー足が陽線になったとしても、アウトサイドバーの高値を実体で超えることが出来なかった場合は「上昇の勢いがそれほど強くないのでは?」ということは一応考えておいて下さいね。
3バーリバーサルでのエントリータイミング
続いて、3バーリバーサル形成中にエントリーする場合のタイミングについて考えてみましょう。
下図のようにこれから3バーリバーサルを形成するかもという場面でのエントリータイミングはどうのようなものが考えられるでしょうか?
このような場合、次の図のようなタイミングが考えられます。
①は、一旦下ヒゲを付けて再度上昇してくるタイミングでのエントリーです。3バーリバーサルの3本目が陽線になるタイミングですね。
②は、2本目(真ん中)の足の高値を超えるタイミングでのエントリーです。
③は、1本目の陰線の始値を超えるタイミングでのエントリーです。
この①~③のタイミングでのエントリーは1本目の高値がレジスタンスとなりそこを超えずエントリー足が確定した場合、結果的に1本目の中で揉み合ってインサイドバーの状態が続いているということになります。(この辺の話はこちらの記事も参考にして下さい!)
そうなってしまうと3バーリバーサルの形としてはあまり強くはないということになりますね。
続いて④は、1本目の高値を超えるタイミングでのエントリーです。
このままエントリー足が1本目の高値より上で終値をつけた場合は1本目の中での揉み合いを抜けたことになりその後の続伸も期待できます。
ローソク足内の値動きで言えば1本目の高値を超えて下降トレンドが終了するタイミングでのエントリーということですね。
当然早い段階でエントリーした方が損切りも狭くなり取れる利幅も増えますが、その分根拠としては薄くなってしまいます。
①~④のいずれも「3バーリバーサルとなることを期待してのエントリー」ということを肝に銘じておきましょう。
当然、3本目が確定して3バーリバーサルの形が完成するのを待ってからその次の足で入るのもアリです!
というより下手に早く入って振り回されるよりもむしろそっちの方がいいかもしれません。
それまでのコンテキストを読んで自信がある場合はこういうタイミングでのエントリーも出来ますよということですね。
タイミングはセットアップが整ってから考えること
ここで注意してほしいのが、エントリータイミングはあくまでもセットアップが整った段階で初めて考えることだということです。
つまりローソク足の形だけを根拠にエントリーするのではなく、ライン等の他のエントリーする根拠があってそこからローソク足の形を見てタイミングを計っていくということですね。
ローソク足パターン自体はチャート上で色んな所で見られますが、ローソク足の形だけでエントリーしていたら相場に適していないエントリーを連発する恐れがあります。
エントリータイミングというのは、環境認識や資金管理といった自分のトレードルール的にエントリーを検討できるセットアップが整った場面で「いつ入るか」を決めるためのものだということに注意して下さいね!
というようなことで今回は以上です!
プライスアクション編も今回で9回目にもなっちゃいましたね。
ローソク足の基本的な見方から始まり、コンテキストの読み方、ライン分析との組み合わせ方、そしてエントリータイミング。
そろそろプライスアクションのトレードでの活かし方も身に付いてきたのではないでしょうか?
ローソク足が教えてくれることを上手く読み取ることが出来ればラインの見方やラインの引き方そのものもレベルアップするはずですよ!
是非ご自身の分析にもローソク足プライスアクションの考え方を取り入れてみて下さいね!
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面倒くさくなって公務員を辞め、四苦八苦の末に専業トレーダーに転身!
ライン分析・プライスアクション主体のスイングトレードがメインです!
音楽(HR/HM、Jazz、ブルース)やギターも好き! 現役MENSA会員
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