相場を支配するプロスペクト理論とは?

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 どうも!SAKUです!
今日はテクニカル分析の話ではなく行動経済学についてのお話です!

その中でも行動経済学における重要テーマの一つ、「プロスペクト理論」について話していこうと思います!

経済学の話?何か難しそうだな・・・。と感じるかもしれませんが、投資や投機をする者にとってとっても大事な話なのでしっかりとついてきてくださいね!

行動経済学とは?

プロスペクト理論の話に入る前に行動経済学とはどういうものかについて触れておこうと思います。

 伝統的な経済学理論では、「人間は合理的、かつ市場は効率的である」(効率的市場仮説)という考えに基づいて、バブルやリーマンショックなどは例外的事象(アノマリー)として扱っていました。

が、人間である以上その時の気分や状況によって判断を左右されてしまうこともあります。

トレードでいえば、利益が乗ってる時と損失が膨らんでいる時って全然気分が違いますしその際の判断や行動にも影響を受けてしまいがちですよね。

利益が乗ってる時は強気でイケイケゴーゴーだけど損失が出てる時はビビってチキン利食いやポジションを塩漬けにしまう。

つまり現実では、誰しも場合によっては合理的で効率的とは言えない判断ないし行動をとってしまうことがあります。

そこで「時に人間は不合理であり、かつ市場は非効率的」であるとして、人間の心理状態を分析することによって、それぞれの経済主体がどうのような意思決定を行うかを考えようとしたのが行動経済学です。

プロスペクト理論とは?

  さて、行動経済学がどのようなものか話したところで次はいよいよ「プロスペクト理論」の説明に入っていきたいと思います。

「プロスペクト理論」とは、心理学者・行動経済学者であるダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーという人が20世紀後半に提唱した理論です。

ざっくり言うと「人間は、損失は先延ばしにしたがり、利益は早く確定したがる」ということを示した理論です。

言い換えると利益が出ている局面ではリスク回避的になる(現状の利益で満足する)一方、損失が出ている時はリスク許容度が拡大し、リスク愛好的になる(リスクをとってでも事態の改善を待つ)ということです。(これを鏡映効果といいます)。

価値関数とは?

 プロスペクト理論では、伝統的経済学のような人々の合理的な行動ではなく、不合理性も含めた「実際の行動」を説明しようとしています。

実際の行動に焦点を当てた場合、人々はその時の状況や状態によって「価値の感じ方」が違うのでは?という疑問が生まれました。

これについて、提唱者であるカーネマンとトベルスキーは、人々の意思決定の元となる価値は、ある状態からの変化、つまり参照点(リファレンスポイント)から離れることで生じる利益や損失に大きく依存しているという一つの結論に至りました。そこで、実際の人々の行動を説明するために人々の「価値の感じ方」を価値関数というものとして表そうとしました。
なんのこっちゃわからんって思うかもしれませんが、下の価値関数をグラフ化した図をご覧ください。

まずはグラフのポイントAと書いてある赤丸をご覧ください。ポイントAは、既に利益が出ている状態を示しています。

ここから更に利益が増えた(赤丸が右に移動する)場合は価値(縦軸V)はそれほど上昇しないのに対し、利益が減った(リファレンスポイントに近づいた)場合の価値(縦軸V)は急激に減っています。

つまり、利益が既に乗っていてそれが増えた場合はそんなに満足感を感じないのに対し、利益がゼロに近づいている場合は、その喪失感が急激に増す、ということです。

続いてポイントBを見てください。こちらは横軸ではポイントAと同じ目盛り分の位置にいますが、価値(縦軸V)ではずいぶん下の方にいますよね。

これはどういうことかと言うと、同じ分の数字でもプラスとマイナスの時では価値の感じ方が全然違うということです。

もっと具体的に言うと、プラス10pips出ている時とマイナス10pipsの時では感じ方が違う、ということです。

そして損失が増えていった(ポイントBが左に移動する)場合を見ていってほしいんですが、縦軸の価値はそんなに下がってないですよね?

これはつまり、一定以上の損失が出ていたら、それ以上損失が膨らんでもそんなに危機感が増していかないということです。

と、一生懸命説明してきましたが、( ゚д゚)ポカーンとなってる人も多いかと思いますので、ここまでの話をトレードの話に置き換えてみましょう。

まず利益が10pips乗った(やったぜ!( *´艸`))

→20pipsに増えた(ふむふむいい感じ(^^))

→その後値が逆に動いてプラマイゼロになった(ヤバイよヤバイよ!( ゚Д゚)汗)

→更に逆行しマイナス10pipsになった(オゲェー!(;´Д`))

→逆行は続きマイナス20pipsになった(なんかもうどうでもいいわ(^-^;))

とこんな感じです。ニュアンスは伝わりましたかね?

さらに掘り下げると、リスクや利益というのは参照点(リファレンスポイント、つまり自分自身の立ち位置)から相対的なものですが、それらに対して自分自身に都合の良い理由付けをしてしまいがちということもあります(気質効果といいます)。例えばチキン利食いとか塩漬けなんかがそうですね。

 と、今日のところはここまでにしておきます!
行動経済学についてはまだまだ話したいこともありますのでまた記事を書くかもしれませんが、とりあえず今回の記事を読んで自分はプロスペクト理論に支配されているなと感じた方は要注意ですよ!

行動経済学に興味を持った、プロスペクト理論についてもっと詳しく知りたい方は、ご自身でも勉強してみて下さい!

行動経済学についての本はたくさんありますが、網羅的に分かりやすく書かれている「行動経済学入門」という本がオススメです!

トレードでは相場状況だけでなく心情も含めてなるべく客観的な判断をして行動していけるようになりたいですね!

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