トレンドラインの使い方 ~トレンドライン その②~
どうも!SAKUです!
今日は前回の記事( トレンドラインとは?引き方とその性質と意味 ~トレンドライン その①~ )に引き続きトレンドラインについての記事です!
前回の記事でトレンドラインとはどういったものか、どのような性質を持つのかを見ていきましたが、今回はその役割や使い方を具体的に見ていきましょう!
目次
トレンドラインの役割
トレンドラインはその名の通りトレンドに沿って引くラインなのですが、ラインを引くことによってエントリー、損切りや利食いの判断に使うことができます。
基本的な使い方について見ていきましょう。
・トレンドラインを使ったエントリー
上昇トレンドラインの場合は押し目買いの目安、下降トレンドラインの場合は戻り売りの目安にしたりします。
2点の安値と安値を結んだ上昇トレンドラインが引けた場合、その上昇トレンドライン付近に値動きが近づくと、その流れが続くと想定して(再び上昇していくと想定して)押し目買いの判断に使うことが出来ます。
押し目買いの判断に使うということは、上昇トレンドライン周辺では新規の買い注文(買い支えの意識)が入りやすいということです。
下降トレンドラインの場合はその逆(抵抗の意識、戻り売り)です。
また、トレンドラインが壊された場合、そのトレンドの流れが変わる可能性があるため、トレンドラインブレイクによってのエントリーも可能です。
トレンドラインを用いたセットアップ例については後述します。
・トレンドラインを使った損切り
トレンドラインが壊される→そのトレンドの流れが変わるということなので、トレンドラインを目安に押し目買い、戻り売りをした場合は、トレンドラインの外側に損切り注文を置きます。
・トレンドラインを使った利食い
トレンドラインが保持されている場合、そのトレンドの流れが続いていると判断できるため、ポジションをホールドできます。
トレンドラインが壊れた場合はそのトレンドの流れが変わってきている兆候かもしれないので、持っているポジションを利食いした方がいいかもしれません。
トレンドラインを使ったセットアップ例
①押し目買い・戻り売りパターン
トレンドラインはそのトレンド方向への支持または抵抗としての性質もあるため、押し目買い・戻り売りの目安にすることができます。
この場合はトレンドライン上の今までの売買意識(支持や抵抗の意識)が継続していくことを想定してのエントリーということになります。
・トレンドラインのエントリーは水平線も考慮するべし!
トレンドラインの近くにきたからorタッチしたからエントリーじゃ!と単純なエントリーをしていては恐らく狩られまくります。
トレンドラインは人によって引き方が違う上に、必ずしも意識されるわけではないからです。
そこで、トレンドライン付近でのエントリーをより強固にするために、水平線もちゃんと見ておきましょう。
トレンドラインと水平線の二つの根拠が重なる部分は斜めの世界と水平の世界の意識がぶつかるところなので、エントリー根拠としてはより強いものとなります。
②トレンドラインブレイクパターン
トレンドラインが壊れた(ブレイクされた)ということは、そのトレンドの流れが変化している可能性が考えられます。
このパターンではトレンドラインがブレイクしたことによって今までのトレンドとは逆方向の流れが始まることを想定してエントリーしていきます。
もっと詳しく言うと、上昇トレンドラインの意識が継続していくと思ってた人たちは、上昇トレンドラインの外側に損切りを置いている可能性が高いので、その損切りを巻き込んでの下落を狙ったエントリーということです。
※画像左にある点線のラインは関係ないラインです!気にしないでください!(汗
ここで注意してほしいのが、トレンドラインブレイク≠トレンド終了or転換ということです。
トレンドラインはあくまでもトレンドの流れに沿って引いたラインなので、実際にトレンド終了もしくは転換の判断はダウ理論に基づいてするのがいいでしょう。
③トレンドラインブレイク後のリターンムーブ(戻し)を狙うパターン
水平線と同様、トレンドラインをブレイクした場合もリターンムーブが発生する時があります。
売買意識の点から説明すると、(上昇トレンドの場合)今までトレンドライン付近で押し目買いをしていた人たちはトレンドラインがブレイクされたことで利食いしたり、損切りしたりします。しかし、まだ一定の買い圧力が残っていたりするので一旦は上昇しますが、上昇トレンドラインの内側には戻ることが出来ず、さっきまでサポートの意識だったものはレジスタンスの意識に変わり(サポレジ転換)、ポジションの手仕舞いや新規の売り勢力が現れて一気に下落していきます。
こういったポイントを狙うのがトレンドラインブレイク後のリターンムーブからのエントリーです。僕はリバーサルエントリーとも呼んでいます。
※画像左にある点線のラインは関係ないラインです!無視してください!勝手に写りこんじゃいました怖いです(汗
このエントリー方法は、上手くいけばトレンド転換の初期からポジションを持つことができるのでオススメです。
個人的には、トレンドライン付近の押し目買い・戻り売りよりもこっちの方が好きです。
セットアップ例のまとめ
以上、紹介したセットアップ例をまとめてみました!
それぞれのエントリーで狙っている動きや売買意識、想定が変わってくるので、全部同じようなエントリーと思ったりごちゃ混ぜにならないようにしてくださいね!
エントリー方法は多いほうが良い気がするかもしれませんが、まずは1つのセットアップをちゃんと理解して着実にマスターしていってくださいね!
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面倒くさくなって公務員を辞め、四苦八苦の末に専業トレーダーに転身!
ライン分析・プライスアクション主体のスイングトレードがメインです!
音楽(HR/HM、Jazz、ブルース)やギターも好き! 現役MENSA会員
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